気持ちに寄り添うことと支援員として助言できることとのバランスが大事
引き出しを増やしつつもフレッシュだからこその感覚を忘れないように
今年で入社2年目で、担当している業務は主にビジネスマナーなど就労関係のプログラムのファシリテーター、利用者さん、見学者さんの応対、個別支援や電話応対などです。現在では、6名の復職・就労希望者の個別支援計画を担当しています。
大学で福祉学科(精神保健福祉)だったため就職活動を通してインクルードを知りました。
入社してまず思ったことは“利用者さんの今後について一緒に考える”ということは実習や勉強では補いきれない気づきがたくさんあり、毎日の様子を見ているからこそ気が付けることがたくさんあります。それぞれ困りごとが違うのでその方に合った個別支援計画を創るのは大変で難しいんだなと気が付きました。経験と引き出しがたくさん必要だということです。
今は経験を積んできて全ての方に共通する大事なことがわかってきて、ついそちらを説明してしまうのですが、入社時に感じていたその人ならではのことにもしっかりと目を向けたいと思います。このようにフレッシュだからこそ感じていた感覚を大切にしながら周りのベテランスタッフの協力を得ながら支援計画を創っています。だんだん引き出しも増えてきましたが、色々なケースを見てきたからこそ淘汰されてしまいそうになる感覚を淘汰されることなく、守りたいと思います。
支援の難しさとやりがいを感じながら
利用者さんはお一人お一人悩みごとが違います。個々に合った個別支援計画を創るために考えなければいけないことには際限がないな、と思います。きっと経験を積んでいっても難しさは変わらないと思います。同時にやりがいもそこにあります。自分以外のことをこんなに考える日が来るとは思っていませんでした。その方にとって良いだろうと思うことを考え、環境を創り、それが利用者さんの取り組む支援計画としてはまったときはその難しさに取り組んで本当に良かったな!と思います。
1日のスケジュール(例)
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・利用者お出迎え、体調確認
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・ファシリテーションとしてプログラムの運営、見学の応対
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・お昼休憩
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・担当している利用者さんとの面談、書類のフィードバック、見学の応対など
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・利用者さんとの振り返り
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・センター内終礼、利用者さんの情報やヒヤリハットなどの共有
・書類整理、指導員に利用者さんの方向性やプログラム運営の相談 -
・退社
※一日の流れは一例です。
※内容は取材時のものです。
寄り添うだけではいけないときもある
私たちの支援は就労支援といっても利用者さんのその瞬間の理想に合わせすぎると就職までのみの支援になってしまいます。継続して就労することがゴールなので私たちの支援から離れたときに安定して働けるだけの準備が整っているか、が大事だと考えています。利用者さんの気持ちがダイレクトに伝わってくるので時としてその準備が整っていない場合など、心苦しいことを伝えなければいけないこともあります。とても悩みますし、辛いな、と思うのですが就職後の定着面談でお会いしたとき、“最終的に心苦しくてもあのときに伝えておいてよかったな”と実感します。このように支援員としての「言葉」を選ぶことができたときは“頑張ったな!”と思います。
とても良い空気感で働く毎日に感謝
私自身の経験不足を感じることはたくさんありますが、私の働くセンターはみなさんとても優しくて、すごく良い環境だな、と思いながら日々過ごしています。助言をもらったり相談ができる場所が自然にあるなと思います。特別なこととしてではなく、日常的に情報を共有し合い、相談をし合えるような環境がある、ということはとてもありがたいことだと思います。ここのセンターは全スタッフが利用者さんの状態について把握しているので支援についても自分一人で抱え込むことがありません。いつでも話を聞いてもらえたり、自分も聞けるような環境なので支援員のメンタルヘルス的にもとても良い環境です。色々な経験をしてきたスタッフがいるので様々な視点からの気付きをセンター内で共有できています。だからなのか臨機応変な対応に強いです。
支援員として今後の目標
この仕事をずっと続けたいと思っています。
利用者さんに合った方向性を考えることはこれからも難しさを感じ続けると思います。間違った情報や偏った情報を伝えたりしないよう事前にしっかりと調べたりしています。勉強を続けて経験を積むことにより提案の幅が広がってきています。それをたくさん利用者さんに還元できるように支援員としてのレベルを上げたいです。
そして今私は先輩方にたくさん助けられています。先輩方がしてくれているように私も新しく入社された方々が安心して働けるようにサポートさせていただきたいなと思っています。
4月に新入社員がセンターに配属され、初めての後輩ができました。もう、本当に嬉しいんです!今までは助けられて、教わることばかりだったのでようやく自分が受けてきたご恩返しを私も“伝える”という形でできる喜びを今、噛みしめています。
転職を検討している方へのメッセージ
私は新卒入社だったので入社前はとても不安で面接で未経験でもできるのか確認したりしていました。でも、入社してみたらたくさん助言をしてくれて話しを聞いてくれる先輩がたくさんいて、安心してスタートできました。
転職で入社される方で福祉を経験している方々は一緒に利用者さんについて考えていただけますし、他の業界を経験されている方はフレッシュな目線での提案が考えつくと思います。どんな方でも働きやすい職場ですし、自然と支え合いができるスタッフばかりです。是非ご応募ください!
私のオフタイム!
私は音楽が好きで通勤時間に音楽を聞いて気分を上げたり、時々楽器を弾いたりしています。後は散歩が大好きなのでおいしそうなお店を見つけて食べてみたりします。そしてその話を利用者さんともしたりもしています。